「もう本当に仕事したくないよ…」限界を感じた時にチェックしたい6つの項目
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実はかなり昔に書いた記事、「うわっ…仕事嫌すぎ!という時にやる気スイッチをオンにする5つのルール」はこのブログで常にTOP3のアクセス数を誇っているのですが、これは予想外の事でした。
とりわけ日曜の夜には凄まじい勢いでアクセスを呼んでくれていて、世知辛い世の中を反映しているのかなと思わざるを得ません(苦笑)
今日の記事はこれに関連した内容でハウツーというよりも実体験に基づいています。「あぁ…仕事したくない…どうすればいいの?」という人へのアンサーではなく、どちらかというと「仕事したくない、この仕事は本当に続けるべき?」と悩んでいる人に参考にして頂きたいです。
目次
「仕事したくない…出来るならやめたい…」
これって誰でも一度は考える事だと思うんですよね。365日、いつでもモチベーションに溢れている人ってなかなか居ないと思うんです。
むしろ「いや!皆頑張って仕事をしているんだから自分も頑張らなければ!」、「嫌でも必死で仕事をするのが当たり前なんだ!」という一見立派そうな思考ってある意味かなり危険だと思うのです。立派な思考というよりも、これこそ思考停止状態に近いんじゃないかなと個人的には思っています。
今の仕事に対しての疑問だとか不満だとか、そういうものに自ら蓋をしてしまっている訳で、それは同時に自分の「本当にやりたいこと」、欲求だとか願望だとかも同時に封印してしまう考え方でもあります。
とても単純な疑問点なのに、真剣に考える事をしなくなってしまうのです。
なぜ、私は仕事をしたくないのか?
そう考えてみた事はありますか?というか、こう考えるのを「馬鹿な事」だと思ったりはしていませんか?だとしたら、前述したように思考停止一歩手前の状態かと思われます。
・一緒に仕事したくない人がいる
・業務内容に不満がある
・会社の理念に共感できない
・交通の便が悪すぎて通勤、帰宅が苦痛
などなど挙げるとキリがありませんが、おそらく多くの人はそういう明確な理由を抱えながら、自分自身、はっきりそれを理解出来ていない状態だと思います。でも、この理由をはっきりさせれば改善するにはどうすればいいか?凄くベストな解決法を導き出せる事って往々にしてあるんですね。
例えば、最後の「交通の便が悪すぎて通勤、帰宅が苦痛」の解決策は、現実的に考えて「会社の近くに引っ越す」しかありません。こんな当たり前の事なのに、「通勤が嫌で仕方がない」と悩んでいる人は世の中に5万といる訳です。
もちろん、引っ越しを出来ない理由がある人もいるでしょう。
じゃあ仕事やめますか?それとも人生やめますか?
そんな時に頭に浮かぶのがこの究極の選択です。そして、
「この不景気に職を失ったら確実に再起不能になる」
「ただでさえ就職出来ずにいる人がたくさんいるのに」
「仕事があるだけで有難いと思わないと」
「というか、よく考えるとこんな悩み贅沢だよね…」
こんな風に強引に自己解決させてしまうケースが多いと思うのですが、個人的には極端すぎるように感じます。また、こういう考えに至ってしまう人の多くは、傾向として履歴書の志望動機の欄がテンプレだったり、「なぜこの会社に入社したいと思ったのですか?」という面接官の質問に詰まったりしてしまう事が多いように感じます。
はじめから「自分のやりたい事、自分の力を活かす事」を放棄しているから
要は「雇ってくれるならどこでもいい」というスタンスです。これが未来の「仕事したくない」に繋がってしまいます。それは本当に良くない事だと思います。
「じゃあやりたい事を仕事にできるのか?そんな人生甘くないだろ!」と言われそうですが、確かに誰でも芸能人や宇宙飛行士や大リーガーに慣れる訳ではありません。
でも、それに準ずる職業に就く事は決して不可能ではありませんし、そこから最終的な目標に近づいていく事が本当のキャリア形成ではないかと思うのです。
僕の場合はずっとIT界隈に生息してきて、ホワイトもグレーもブラックも体験してきました。ただ、仕事が辛いという事は個人的には苦にならないのですよね。例えば3日寝られない事があったとしても、その仕事にのめり込んでいるうちは全然大丈夫です。本当にきついのはやりがいを感じられない事の方です。
仕事にやりがいを感じる事=人生を充実させる事
一日8時間の仕事を40年間続けるのが一般的な日本人の人生です。
仕事が人生の3分の1近くを占めていて、残り3分の2が睡眠とプライベートですね。
これだけの時間を費やして「死ぬ程嫌な行動」を取るくらいなら、状況を改善すべきだと強く思います。
では、状況を改善すべきか否か?簡単にチェックしてみましょう。
1・人生の残り時間を売るに値する仕事か?
あなたが今30歳だとしたら、残り約30年間は最低でも働かなければなりません。そのうちの3分の1が仕事に充てる時間です。つまりこれから先の人生の中の「10年間」を、今の仕事に捧げられるかどうか?
サラリーマンの平均年収は409万円と言われていますので平均値で単純に考えると、
「4090万円であなたの10年を売れますか?」
これをきついと思うなら、仕事環境や職種そのものの改善を考えた方がいいかも知れません。
2・尊敬できる人間がどれ位いるか?
続いて重要なのが、現在の職場に尊敬できる人間がいるかどうか?です。
尊敬とは「その人から学ぶべき所」があって始めてその念を抱きますから、少なくとも現在の職場に“学びの場”は存在している訳です。
もしも尊敬どころか「うちの職場は嫌な奴ばっかり」、「こんな連中と一緒に仕事したくない!」という気持ちで日々仕事をしているのであれば、相当厳しいです。
3・やりがいを感じられているかどうか?
「お金で計算とか人間関係とか、そんな簡単な話じゃねーんだよ!」という方もいるかと思われますが、そんな時に考えて頂きたいのがこちら。
仕事にやりがいを感じているかどうかです。会社の上司や嫌い、尊敬できる同僚も居ない、給料も安い、残業も多い、でも仕事は好き。こういう時は安易に転職を考えるべきじゃないです。
好きな仕事を続けつつ、人間関係、給料などの問題が解消される別の職場を探すよりは、現在の職場で好きな仕事を続けながら、その他の問題解消を行っていく方がよほど効率的です。
それほど、「仕事が好き」だと思える職業に就ける事は素晴らしいし、簡単に手放すべき事ではないと思います。
4・他にやりたい事があるか?
「本当にこのまま仕事を続けていていいのか…?」という場合、または「この会社は自分が定年退職するまで生き残る事が出来るのか?」という場合。
仮に、「きっと別の仕事に就くべきだろう」という結論が出ても、行動に移す前に考えなければならないのが「他にやりたい事があるか?」という事です。
ここで具体的にやりたい事、やるべき事を認識しておかなければ、いざ仕事を辞めても「これからどうしようかな…」、「何をすればいいんだろう…」と前に進めなくなってしまいます。
5・自分には何が出来るのか?
前述した“他にやりたい事があるか?”で、「やりたい事がない」という結論に至ってしまったあなた。しかし落ち込む事はありません。
やりたい事が見つからなければ、「自分に出来る事」を基準に考えてみて下さい。つまり自分の長所や特技を活かすという考え方ですね。
「仕事をする事」で充実感が得られないなら、「仕事の成果」で得るべきです。
「これだけは自信を持って誰にも負けないと言える!」という特技があれば、それを活かせる職業を探してみると良いでしょう。
6・逃げる事=悪い事だと思っていないか?
「今の仕事を辞める事」に罪悪感を抱いてしまう人は少なくありません。「自分に努力や根気が足りないせいだ」と考えてしまってはいませんか?
実際は、あなたにどれだけ努力や根気があったとしても、「好きなものは好き」であり「嫌いなものはどう頑張っても嫌い」なのです。極端な話、常日頃上司からパワハラを受けているのに「愛社精神を持て!」と言われても愛せる訳がありません。
それはあなたのメンタルに依存するものではなく、あなたのせいではありません。
それであれば、本当に愛社精神を持てる会社を探す方がよほど有意義だと思いませんか?
まとめ
いかがでしたか?
最後に重要な事をお伝えしたいのですが、現状をより良くする為には決意や覚悟が絶対に必要です。決して「楽して生きていきたいなー」なんて甘い考えで会社を辞めたりはしないで下さいね。ましてあなたが家族を養わなければならない立場であれば、それは無責任というものです。
「絶対にやりがいのある仕事に就く!そのために出来る限りの努力をする!」
そう覚悟して別の道を選択できるのであれば、きっと道は拓けると思いますし私はその道を選びました。
仕事の選択は人生において非常に重要な分岐点ですから、今の仕事を辞めて別の仕事に就くのと同じ位、現状維持を選択する事にも慎重になるべきではないでしょうか?
ぜひ参考にして下さいね。