自己啓発って何か意味あるのか？を真剣に考えてみた
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『自己啓発』
日常生活や友人との会話ではあまり登場しない言葉で、自己啓発自体に良い印象を持っていないという方もいるかもしれません。確かにあまりにもコアな方面に振り切った啓発セミナーもありますし、宗教チックになってしまっているものもありますからね。。それも無理はないかも知れません。
しかし、自己啓発って結局何かと言うと言葉を難しくしているだけで、簡単に言ってしまえば「新しい知識を身に付ける」って事です。
そして、その結果として更に大きな成功を掴む為の、自分の将来にプラスになるような行動を言います。今回は、多くの方に勘違いされ、敬遠されがちな自己啓発についてご説明していきたいと思います。
１． 自己啓発とは
実際、自己啓発の定義は色々あり、「コレだ！」というものはありません。
しかし必ず一致している見解が、前述した通り『新しい知識を身に付け、将来のプラスにする』というニュアンスを出しています。
面白い事に、普通に生活をしていても人は必ず“壁”にぶつかります。
仕事、日常、恋愛、スポーツ…etc
どんな場面においても、何事も無くスーッとクリアできるパーフェクト人間なんてまずいません。
そこで、多くの人は悩み事などの壁にぶつかると友人に相談したり、努力して現状の打破を狙います。
その一つの手段として、自己啓発なんです。
自分の知人に、今悩んでいる事で解決できそうな知識を有している人がいなければ、あなたはどうしますか？
「そこで諦めるか」と「他の手段を探すか」
もし、その悩みがあなたの人生を二分する重大な内容なら、絶対に諦めませんよね？そこまで切羽詰まった状況はそうそう無いと思いますが、
「今よりもっと良い生活をしたい」
「今より良い状況になりたい」
という気持ちは誰にでもある筈です。
自分の向上心を促す手段を探す事が自己啓発だと考えておけば間違いないでしょう。
２． 何をすれば自己啓発？
では、何をもって自己啓発というのでしょうか？
これもいろんな意見が文献やネット上で飛び交っていますね。
中には「金銭的投資をしてこそ自己啓発」なんていうあからさまに売買行為を目的とした情報操作をしようとしている内容もありましたが。。
結局、自己啓発とは、
| 「何かの行動」によって ↓ 「新しい知識」か「新しい能力」を身に付ける事で ↓ 「大きな成功」「充実した生き方」「より良い生活」という結果 |
…というパターンになれば成功と言えます。
ですから、一般的には本を読んだり、セミナーに行ったり成功者のコンサルティングを受けて知識を身に付けなさいという表現が多く使われていますが、あなたにとってプラスになる“新しい知識”なら、お金をかけなくても友人に相談したり、テレビの情報番組を観たり、ネット検索で済んでしまう場合もあります。
ただ、それは「自己啓発」と言える類のものではなく、新しい知識を得られて満足という結果を残さずに終わってしまうパターンが多いので、一緒くたにはしないでくださいね。
３． 意外と身近な自己啓発
あなたも、知らず知らずのうちに自己啓発の本を手に取ったり、まとめサイト等を観ているかもしれませんよ。
社会人1年目だったら、礼儀やマナーなどは気になりますよね？
特に「ゆとり」と呼ばれてしまう世代なら、上司から絶対にそのような目で見られたくないと思います。
万全を期する為に、社会人の常識に関する本やマナーに関するまとめサイトを読んで自分の知識に入れる。
結果として上司から好印象を得られる事ができたなら、あなたは知らず知らずのうちに自己啓発を行い、成功していたことになります。
他にも、恋愛に関する本や、ダイエットに関する本、偉人の名言集など、あなたの人生にとってプラスになる行動を無意識のうちにとってきた筈です。
成功か失敗かという結果はともかく、あなたが無意識に行ってきた「変わりたい」という気持ちの先の行動に自己啓発があります。
４． それは自己啓発ではない
たまに、「自己啓発マニア」みたいな人がいます。
■この本、ベストセラーになった自己啓発本だから…
■あのセミナー、凄い人気らしいから…
■新しい●●が出た？じゃあ買わないと…
それは自己啓発ではありません。
ただの自己満足という趣味です。
そもそもが、自己啓発とは周りに流されて始めるようなものではなく、自分の意志で始める事が重要なのです。
もちろん、何かに刺激されて始めるという事もあります。
ある映画やセールスレターに感化され、それをきっかけに人生が変わったという人もいるでしょう。
しかし、始めるきっかけは周りからだとしても、最終的なGOサインはあくまでも自分なんです。それを、「流行りだから…」「人気だから…」で手を出しては身に付く知識も身に付きません。
それ以前に、流行りものを手あたり次第身に付けていくのでは、目標設定すら出来ていないのが目に見えています。
最終的にどうなりたいのか？
・お金を稼ぎたいのか？
・健康になりたいのか？
・人間関係を良くしたいのか？
など、まずは自分が『どうなりたいのか』を考え、その為にはどんな知識や能力を身に付ければよいのかを考えなくてはなりません。
そうすれば、手あたり次第流行りものの自己啓発ノウハウに手を出すなんて事はしなくなりますし、自分がやるべき事も明確になる筈です。
決して、お金と時間、そして労力の無駄遣いはしないでください。
５． 自己啓発で稼げるようになるのか？
これだけはハッキリさせておきましょう。
セミナーや書籍を読んで稼げるようになった人も確かにいます。
しかし、それはあくまでその人自身がある程度の知識を持ち、「稼げるまであともう少しで、何かが足りない」という段階にまで達した人という場合が殆どです。
何の知識も持たないビジネス未経験者の方が、いきなり成功者のセミナーに行って、
「あぁなるほど、そうすればいいのか！」
なんて閃くと思いますか？
おそらく相手の言っている殆どの用語が分からなくて撃沈するのが簡単に想像できる筈です。成功する事を目標にした自己啓発を続ければ、いずれ成功を手繰り寄せられるようにはなる筈です。
しかし、まずは稼ぐ為のノウハウを理解できるだけの知識を身に付けましょう。
６． あなたにあった自己啓発
自己啓発はあなたの将来をより良くするための行動です。
ですから、なるべくあなたにあった自己啓発をして完遂出来る事が一番なのですが、何故か稀に苦行過ぎる道を選ぶ人がいます。
◆そこまで金銭的に余裕が無いのに
100万円もする高額なセミナーを受けてみたり、
◆明らかに体に悪そうな無理なダイエットをしてみたり、
◆体調を壊すくらい睡眠時間を削って勉強をしてみたり。
確かに、人間本気で変わりたいと思う時は必要以上の力を発揮しなければいけません。
時には無理をする事も必要でしょう。
しかし、将来が危険にさらされるくらい危険な金銭的投資をするのは自己啓発ではなく
ただのギャンブルです。
一時期の無理はしょうがないにしても、本業に支障が出たり、体を壊すくらい無理をしなければできない自己啓発は絶対に長続きしませんし、何も得られる事はありません。
大切なのは、あなたの能力と体力に合わせて無理のない時間で行える自己啓発です。
スマホゲームの時間、テレビを観る時間、寝る前のちょっとした時間少しずつ削れば、少なくとも30分は作れる筈です。
まずはそこから、焦らずゆっくり始めてみましょう。
まとめ
「諦めたらそこで試合終了だよ」
なんて今では使い古された某少年漫画のセリフも、当時の少年少女には衝撃的な言葉でした。
「そうだよな」
「その通りだ」
何人の子供たちがその言葉を胸にラスト1秒まで走り抜いたでしょうか？何人の子供たちが諦めずに最後までボールを追い続けたでしょうか？
自己啓発をするとい事は、当時の子供たちのように、今までのあなたになかった人生を変えるかもしれない「感情や閃き」を与えてくれるきっかけになります。
ですから、もし自己啓発と聞いて「胡散臭い」「意識高くてダサい」などと思っているのでしたら、ひとまずその考え方は捨てるべきだと個人的には思います。あなたはいかがですか？
ビジネスや日常、趣味でも構いません。
まずは自分に無理が掛からない範囲で自己啓発を始めてみる事をお勧めします。
