2014/08/11

読んで気をつけるだけで即効果を実感!文章力を向上させる30のコツ

紙とペン

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ブログのコンテンツ制作はもちろん、ソーシャルメディアでのコミュニケーションから社内文書の作成まで、日常と文章は切っても切り離せないものです。

「言葉で伝えるのは簡単なのに、文章になると正しく伝えられない」、そうお悩みであれば是非今日ご紹介する30のコツを押さえて書いてみて下さい。しっかり要点を踏まえつつも、すっきりした読みやすい文章になりますよ!

目次

1・書き始める前に文章を書く意味を理解する

自分の為のメモや日記でない限りあなたが文章を書く理由は、必ず「読み手」に宛てたものである筈です。従って自己満足の文章ではなく、「その文章を読む人はどんな人か?」「その人に対して親切な書き方は?」という2つの点を徹底的に意識して書きましょう。

2・一文を短くする工夫が重要

「ので~」「~ですから、」などの言葉を多用すると一文が長くなりがちです。文章が長くなると、仮に上手くまとめられても読み手側に読解力を要求する文章になります。「文章は短く、リズム良く」を基本に書きましょう。

3・書けそうな所から書いてもOK

もしも長文を作る必要がある場合、必ずしも頭から順番に書き進める必要はありません。もしも最初の一言が出てこない場合は、全体の構成を紙に起こし「一番書きやすそうな部分はどこか?」を探して、そこから書くとスムーズに執筆を進められます。

4・書くべき内容を文章の中で網羅する為に箇条書きにする

「せっかく書いたのに、肝心の内容に触れていなかった」という事を無くすために、重要な項目は箇条書きにした上でプリントアウトしましょう。執筆中、プリントアウトした箇条書きは目につく場所に置いておいて下さい。内容が抜け落ちてしまい完成した原稿を崩さなくてはならなくなると、かなりストレスが溜まってしまいます。

5・書き上がった原稿は必ず推敲をする

文章は仕上がってからのひと手間でクオリティに大きな差が出ます。仕上がったら、

1・PC上で確認

2・プリントアウトし確認

3・翌日、プリントアウトし再確認

これを徹底しましょう。急ぎで公開しなければならない文章でも最低限「1」と「2」は忘れず行って下さい。

6・リアリティのあるライティングをする

物事をダイレクトに書く事がリアリティではありません。例えば「めちゃくちゃ綺麗な桜の花」よりも「色鮮やかに咲くピンクの桜の花」では、後者の方が「綺麗」な印象を感じませんか?“綺麗”という直接的な表現を使う事が重要なのではなく、そう思って頂く為にどんな書き方をするか?が重要です。

7・もしも興味をもってもらうのが難しい題材を取り扱うなら

読者が関心を示しそうな時事ネタ等に紐づけして、本題を切り出すのも効果的です。例えばサッカーの話から切り出し、「これと同じような事がコピーライティングにも言えます」という繋げ方です。興味のある話題を共有した後は読まれる可能性が高まります。

8・あなたから話を聞く理由を作る

「~なのだそうです」、「~のようです」に終始する文章は、読者にとって読む理由がありません。元記事や、オリジナルの提唱者から話を聞いた方が良いからです。「私はこう思う」というあなたなりの見解があってはじめて読者は“あなた”と“あなたの文章”に注目するようになります。

9・数字で具体的に描写する

「たくさんのオーダーを頂いております」、「○日現在、2300個を超えるオーダーを頂いております」後者の方が親切で凄そうな印象が残りますよね?是非、数字は有効に活用していきましょう(捏造した数字は×です)

10・二重表現を削除する

「後で後悔する」「違和感を感じる」など、うっかり使ってしまいがちなのが二重表現です。二重表現自体で不快感を持たれる事はないでしょうが、文章を洗練する為にはチェックし、該当箇所があれば適宜修正を行う習慣を付けましょう。

11・「主語」と「述語」は近くにおく

「私は(主語)」「○○をした(述語)」を近くに配置する事で文章は読みやすくなります。逆に主語と述語の間に、何かしらの文章を挟めると、「誰が?」「何をしたのか?」がわかりづらくなります。

12・語尾をバリエーション豊かにする方法

数行に渡り語尾がずっと「です」、または「ます」で終わっていると機械的な印象を与えてしまいます。1行目が「です」なら2行目は「ます」になるよう文章を調整する等、語尾をバリエーション豊かにする事で感情豊かな生きた文章になります。

13・倒置法で単調な文章から脱する

12の項目と繋がりますが、「オーストラリアにはいつか行ってみたいと思っています」、この一文を「いつか行ってみたいと思っている国があります。オーストラリアです」に変えるだけで、語尾が「ます」から「です」に変わります。文章が機械的に感じられた際は倒置法を使ってみましょう。

14・名詞で文章を止める

「私が欲しているスキル、それがコピーライティング」このように「です・ます」や「である」を省略する書き方はキャッチコピーでよく使われます。あまり頻繁に使うのは好ましくありませんが、ここぞと言う時に使用するとインパクトがあります。

15・「は」と「が」をしっかり使い分ける(その1)

多くの人が知らない情報を“切り出す時”に「が」を使用します。例えば「売上をアップする為の方法としてコピーライティング“が”有効です。コピーライティング“は”文章で商品やサービスを売るスキルです」という使い方をします。

16・「は」と「が」をしっかり使い分ける(その2)

「が」は主語を強めたい時にも使用する事があり、読者の想像を動かす力もあります。例えば「そう、アカの他人“は”言った」という文章ではアカの他人が発言した内容は「他人なりの発言」であると想像出来ます。一方「そう、アカの他人“が”言った」と書けば、「他人としては意外な発言」をした事が想像できるようになります。

17・言い切りが説得力を生み出す

「○○だと思います」、「○○だと言われています」という表現は説得力を半減させます。極力「○○です」と言い切れる内容をピックアップし、言い切る事に責任を持つ為に、自信のない箇所はしっかり裏付けを取る事が重要です。

18・二重敬語の使用を避ける

「あの人が“仰られた”」は「仰った+られた」と二つの敬語に分解する事ができ、敬語が重複すると無意味にクドイ印象になります。この場合は「あの人が“仰った”」でも十分に丁寧な文章と言えます。

19・敬語の使い分けをする

敬語の間違った使い方の中でも「尊敬語」と「謙譲語」の混同はよく見られます。

尊敬語=“相手を”敬う為の敬語

謙譲語=“自分を”下げる時に使う敬語

このように考えると簡単に使い分けが出来ます。例えば「私は仰った」は、自分の行動に対して尊敬をあらわす変な表現になり、「こちらの参られる際は~」は、相手の行動に参るという謙譲語を使った間違った表現になります。

20・難しい単語や専門用語の使用に注意する

「誰にでもわかるような言い回しや表現」が理想的ではありますが、もし止む無く専門用語を使用する場合は、事前に用語の解説をするなどの工夫をし、読者を置き去りにしない配慮をする事が大切です。

21・たった1つの謎も残さない意識を持つ

「私と妻は、共通の趣味である音楽を通じて出会い結婚した」、この一文は出会いの直接的な描写に一切触れていません。「演奏者として知り合ったのか?」「聞き手として知り合ったのか?」、詳しく説明をし読者をストーリーに引き込む工夫が必要です。

22・文章量は内容で決める

「ブログ記事は700文字以内が一番読まれる」、「2000文字以上のコンテンツの方が検索エンジンからは評価される」など色々な考え方がありますが、文章的にベストなのは「内容を言い切れた段階で結ぶ」事です。その結果であれば文字数が300文字であっても5000文字であっても、最良のコンテンツになります。

23・自分の文章に疑問を投げかける

完璧な文章が書けたと思っても、その文章を読み返し「ここはこういう考え方が出来ないか?」と、自分の文章の粗探しをする事がさらにワンランク上の原稿を書く上での秘訣であり、その粗探しの全てが「読者に投げかけられる可能性のある疑問」でもあります。

24・肝心な事は頼まず、頼られろ

これは主にセールスライティングの時に気をつけるべきポイントです。残念ながら「私を信用して下さい」という人は、大抵読者に信用されません。ですから、その類の文章は控えましょう。「あなたを信用しても良いですか?」と言われる努力をすべきです。

25・上手い文章を真似る所から始める

人間は意図的に知識、経験のない動作を取る事が出来ません。それは文章も同じです。もしも上手な文章を書こうと思うなら、上手な文章を模写する、もしくは上手な文章を書く人をモデリングするなどの練習をして、徐々に自分なりの文章を確立させていきましょう。

26・新たな表現や語彙をまとめ、用語集を作る

ネットサーフィンをしている時でも、街を歩いていてふと目に入ってきた看板の文字でも構いません。気になる表現や単語があればメモを取り、意味を調べて用語集を作ってみて下さい。これが言葉の引き出しを増やす最短ルートです。

27・TVCMに注目してみる

CMは限られた時間の中で商品や企業をアピールする為の宣伝の場です。その為、素晴らしいコピーが使われていますが多くの人はそれに気付いていません。ですから今日からCMはスキップせず、コピーライターとしての視点を持ちじっくり見てみて下さい。必ず新たな発見があります。

28・毎日、何かを書く習慣を持つ

文章力は一朝一夕で向上するものではありません。しかし、経験を積む事で必ず一歩一歩前進していけるスキルです。毎日、書き続ける為に重要なのは最終目標を「文章のスキルアップ」に置かない事です。執筆は地道な取り組みで、飛躍的なスキルアップは実感しにくい性質がありますので「毎日、ある目的の為に文章を書き続けていて、結果文章力が向上した」という上達の仕方が理想と言えます。

29・友人や家族に文章を評価してもらう

「文章力に自信がないから、しっかり勉強して書けるようになってから…」と考える人は多いようですが、「しっかり勉強して書けるようになった」と実感出来る日は来ません。もしも自分の文章を広く公開する事に抵抗があるなら、読者を友人や家族に限定して文章を評価してもらいましょう。「人に見せる文章を書く事」が重要です。

30・書く事を好きになる

はじめから「書く事が好き」というのは素晴らしい才能です。書く事が好きでないなら、好きになる努力をしなくてはなりません。書く事が嫌いなままでも、文章を通じて読者とコミュニケーションを取る事が好きなら、文章力は上達していくでしょう。「文章を書く事」や「書く事によって生じる変化」の全てが好きになれないなら、文章力の上達は見込めず確実に挫折します。「あなたが書き続ける、あなたなりの理由」を見つける事が、文章力を上達させる上で最も重要なポイントです。

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