あなたの書いた文章の質が3倍高まる!ライティング初心者の為の推敲のススメ
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「自分は文章が下手ですから…」という人はたくさんいますが、そういった多くの人の文章は、実はそこまで酷くなかったりします。
むしろ文章を書いた後に、ちょっと時間を使って確認をすれば劇的に良くなる事が非常に多いです。
今日は文章の確認、「推敲」のチェックポイントを挙げますので、文章力に自信のない方は参考にして頂ければと思います。
目次
- 1・誤字がないか?
- 2・読者が読みたい文章か?
- 3・誤変換や、8割の人が読めない難しい漢字を使っていないか?
- 4・専門用語を多用していないか?また、専門用語の説明は適切になされているか?
- 5・事実、真実に基づく正しい内容か?
- 6・適切に改行されているか?
- 7・重複した内容はないか?
- 8・大げさな表現を多用していないか?
- 9・1つのテーマで、複数の内容に触れていないか?
- 10・テーマと関係のない「余談」が多過ぎないか?
- 11・引用文章は信頼のおけるものか?また、引用元はしっかり明記したか?
- 12・文末が「“です”続き」「“ます”続き」等になっていないか?
- 13・プリントアウトしてもスムーズに読める文章になっているか?
- 14・声に出して読んだ時、不自然な日本語にはなっていないか?
- 15・一日(数日)置いてもスムーズに読める文章になっているか?
- まとめ
1・誤字がないか?
推敲の中でも基本中の基本ですね。だからこそイージーミスの中で最も発生頻度が高く、僕も誤字脱字には悩まされています(笑)でも出来る限り誤字を無くす努力は必要です。
初心者から上級者までコピーライティングを続ける限り共通して向き合わなければならない課題と言えるのがこれです。
2・読者が読みたい文章か?
同じ内容のものでも、それを描写する角度によって文章が読者に与える印象は大きく変わります。
例えば「AとBの比較」に関する文章を書くとき、あなたがAの方に魅力を感じていたとしても、「Aに関する魅力」を書くか「Bの劣っている所」を書くかで大きく印象は変わると言う事です。
多くの場合、価値観の違いで済みますが内容が政治や宗教だったりすると思わぬ炎上を招く恐れがあるので、どこにフォーカスするか?は非常に重要です。
書いている最中は気づかなくても書き終わり推敲段階で「あれ?これまずいかも…」となる事がありますので気をつけましょう。
3・誤変換や、8割の人が読めない難しい漢字を使っていないか?
誤字に引き続いて要注意の推敲ポイントと言えます。また、誤変換じゃなくても読み方の難しい漢字は変換せず平仮名で書いた方が良いです。
自分が書けない漢字でもスペース一つで変換は出来てしまいますから、気づかないウチに難しい漢字だらけになってしまう事もあります。これも推敲段階で炙り出して修正しましょう。
4・専門用語を多用していないか?また、専門用語の説明は適切になされているか?
専門用語を多用すると読者の幅を狭めてしまいます。出来るだけ多くの人が理解出来る文章執筆を心がけなくてはなりません。
しかしながら書いている内容が専門的であれば、専門用語が多くなるのは必然です。そういう場合は専門用語に関する補足説明を入れるなどして文章全体が読みやすくなるよう工夫しましょう。
5・事実、真実に基づく正しい内容か?
完全主観で突っ走りがちな人に多いです。「私はこう思う!」「私はこう聞いた、だからこうだ!」と自分の文章が事実を書いていると頭から思い込んでしまうケースですね。
でも、間違った知識を事実、真実だと誤認している事は意外と多いので要注意。ここを推敲の時に炙り出すコツは自分の書いた文章を疑いながら読む事です。
「これは本当に正しいのだろうか?」という視点がとても大切です。
6・適切に改行されているか?
文字詰めでギッチギチになった文章もかなり厳しいですが、一行書くごとに2、3行と訳のわからない改行が入っているスカスカの文章も同じくらいウザがられます(笑)
ここも推敲段階でしっかり調整しましょう。
7・重複した内容はないか?
長文を書く時に要注意です。一気に何万文字と書いて、いざ読み返してみると「あれ?これ5ページくらい前に…」みたいなデジャヴに襲われる事があります。
「大切な事なので二度言いました」という言い逃れが効かない場合、ただのクドい人になってしまいますので推敲にて炙り出し、重複内容を削除しましょう。
8・大げさな表現を多用していないか?
特に感嘆符を使いまくるのは避けた方が良いです。句点の代わりに!を使っている人もいますが、ずっと大声でまくし立ててくる人と話をすると疲れませんか?それと全く同じ現象が文章でも起こってしまいます。
文章は「書いている内容」で読者が抱く印象をコントロール出来るようになるのが大切です。感嘆詞や感嘆符はスパイス程度に使うようにしましょう。
9・1つのテーマで、複数の内容に触れていないか?
1つの記事で2つも3つも異なる話題が展開されているものがありますが、あまりよくありません。
読者の視点で考えればわかりやすいのですが、読者は1つのテーマに惹きつけられて読み進めています。従って2つめ、3つめの話題は単に「本スジから脱線している」と思われてしまう可能性が大です。
1記事に異なる話題が詰め込まれている時は2記事3記事に分けるようにしましょう。
10・テーマと関係のない「余談」が多過ぎないか?
「ちなみにこれは余談だが…」などの言い回しが通用するのは基本一記事に一度きりだと思っておいた方が良いです。
11・引用文章は信頼のおけるものか?また、引用元はしっかり明記したか?
文章を書いていると外部の記事を一部引用する事もあると思いますが、その外部の記事が信用できるものかどうかはしっかりチェックしておきましょう。
また、引用元はしっかり明記しておかなければ怒られてしまう事もありますし、引用元のオーソリティを活かせる機会もふいにしてしまいます。
12・文末が「“です”続き」「“ます”続き」等になっていないか?
文末がずっと「です」あるいは「ます」で終わっていると、リズムが悪く不格好な文章になってしまいます。出来る限り語尾は散らすようにしましょう。
13・プリントアウトしてもスムーズに読める文章になっているか?
PC画面で気づけないミスもプリントアウトして紙で読めば一目瞭然です。同じ文章を読んでいるのに何故か精度が全然違いますので、本腰を入れて書いた原稿は必ずプリントアウトし、最終推敲をかけるようにして下さい。
14・声に出して読んだ時、不自然な日本語にはなっていないか?
プリントアウトした原稿を声に出して読めばさらに精度は増します。
15・一日(数日)置いてもスムーズに読める文章になっているか?
長文を書いていくと脳がどんどん疲れていきます。その状態で推敲をかけてもあまり精度は期待出来ません。
執筆後は数時間、出来れば一日は文章を寝かせた上で推敲をかけるのがベストです。
まとめ
いかがでしたか?
書いた文章を読みやすくする為に推敲をするのは良い事だと思うのですが、例えばブログのようにある程度スピードが必要になる文章の場合はそうも言っていられないですよね。
まして最後にご紹介した「書いた文章を1日寝かせる」なんて事はなかなか現実的じゃないかも知れません。
なので文章の用途に合わせてスピードと精度のバランスを取っていくのが良いと思います。
良ければ参考にして下さいね。