ブロガーもライターも必見!読者の心を掴むコピーライティング15項目
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これまで投稿してきた記事の中で、僕が過去にコピーライターだった事に何度か触れてきました。その当時の事を思い出してみると…色々な経験をしたように思えて、実はそうでもない事に気づきました。というか大きく分けると2つの事しかしていません。
1・コピーを「書く」という仕事
2・コピーライティングを「教える」という仕事
コピーを書く前には、市場分析をしなければならないしクライアントへのヒアリングなんかもあるんですが、それらを全て「書くための準備」として考えれば、本当にこの2つの事だけですね。ある程度のレベルに達するまではひたすら書き、ある程度のレベルに達すればひたすら書きつつ教える。ですからある程度のレベルに達した後の方が大変でした(苦笑)
まぁそれはおいておき、自分が書くという時にも、誰かに教えるという時にも再重要視してきた15項目があります。それを今日はご覧いただきたいなと思っております。コピーライターだった時のものなので一応タイトルでは「コピーライティング」としていますが、書く事が苦手だし大嫌い!でも文章を書かなければならない、ブログを運営しなければならない、という人にも参考にして頂ける内容です。
目次
コピーライティングが上達する文章の書き方とは?
コピーライターは文章が売り物な訳ではありません、商品やサービスが売り物であり、文章自体はツールの位置付けです。なので「作家じゃないんだから、文章力は必要ない」という“とんでも論”を展開する人もセールスコピーライターの中にはいるんですが、自分が普段使うツールなんだから、やっぱりより良いものにバージョンアップさせなければならないと思うのです。
もし共感して頂けるなら、以下の項目をあなたのこれからの文章作成に役立ててみて下さい。
1・自分ではなく相手の目線で書く
まず、文章を書く前にルールをしっかり定めておく事が大切です。その際に意識しなければならないのは「文章は読む人の為に書く」という事です。同時に「この文章を読む人はどんな人なのか?」を考えなくてはなりません。
あなたが文章力を向上させたいと思っているのであれば十中八九、日記を書く事に悩んでいるのではないと思います。日記は自分の読みやすいように書ければそれでOKですし、多少読みづらくても、難しい漢字や専門用語が含まれていても気になりませんからね。
ただ、誰かに読ませなければならないから文章力が必要になる訳です。
実際の所、日本語文法には様々なルールがあります。しかし「ルールに沿った上で気の利いた言い回しを」なんて事を考えるよりももっと大切なのは、『相手がどれだけ理解しやすい文章を書けるか』です。「自己満足のカッコイイ文章よりも、読み手にとって親切な文章を心がける」まずはこれを忘れないようにして下さい。
2・一文は短く簡潔に
一文がいつまでも完結せず、2行3行と続く文章を書くのは非常に難易度が高く玄人向けの書き方と言えます。また、仮にプロだとしても、長い文章に簡単なイメージを持たせる事は簡単な事ではありません。
ではどうすればいいのか?簡単です。長い文章が難しいなら、短い文章に分割すればいいのです。センテンスを短くする事により文章のリズムが劇的に良くなり、ユーザーもストレスなくあなたの文章を読めるようになるでしょう。
3・どう書けばいいのかわからない箇所は後回しにする
文章を書く際に必ずやらなければならないのは、1つの文章を幾つかのセクションに区切る事です。代表的なものだと「起承転結」があります。
そこで、もしも「起」が書けずに作業が止まってしまうなら、結びから書いてしまうのも一つの方法ですし、それも無理なら中盤の部分から書き始めても良いでしょう。
「ある話題」を書こうと思う時には、必ずそのとっかかりとなる部分があります。そこから書いていけば比較的スムーズに進む事が多く、その前後のセクションを執筆する際もイメージが湧きやすくなります。
4・書く前に「書きたい事」「伝えたい事」を羅列する
例えば、
◆ この方法なら1週間で5キロ痩せられる
◆ 特に運動をしなくてもいい
◆ かと言って食事制限もない
◆ 具体的な方法は○○をするだけ
◆ その際○○をするとさらに効果的
◆ 気をつけなければならないポイント
◆ ○○に悩んでいる人の役に立てるだろう…
など、思いつく限りをバッと書き出し、その紙を出来ればプリントアウトし、「その紙に書かれた項目を全て網羅する事」を目標に記事を書いてみて下さい。文章を書きなれないうちはこの紙の存在が劇的な効果を発揮してくれます。
5・「見直しは書いてから」の徹底
以前、『うわっ…仕事嫌すぎ!という時にやる気スイッチをオンにする5つのルール』でも書きましたが、書く事と編集を同時にするとスピードが一致に落ちてしまいます。
コピーライティングで重要なのは文章のリズムと自分のリズムです。「これは書ける時だ!」自分にその感覚がないと、文章もイマイチなものになってしまう絶対の法則があります。なので、まずは自分のリズムを崩さないよう一気に書き上げ、後でしっかり推敲をかけるクセをつけて下さい。
やり方は、
1・書く事に集中
2・完成
3・読み返し
4・出来ればプリントアウト
5・数日おいてから確認
これがコピーライティングにおける推敲の基本ですが、毎日更新しているブログ記事などの場合はそうも言っていられないと思いますので、1~3(または4)までは毎日、5は週末に書いた記事をまとめて精査する、等のスケジュールを組むとスムーズです。
6・「楽」に書く
なぜ、書く事が大変か?というと、あなたが書く事に対して苦手意識をお持ちだからだと思います。「コピーライティングが苦手」から「書くネタがない」まで、様々な部分が苦手意識に影響を与えているものと考えて下さい。
この壁を乗り越えるには、書く事に慣れてしまう以外にありません。そして、慣れる為にはとにかく数稽古です。文章を書く事を当たり前の行動としてしまう事が重要です。
また、日常の中であまり文章を書く事のない人が、いきなり「たくさんのユーザーに認めてもらえるような文章を公開しなければならない」という状況は大変なストレスになります。そういう場合は、プロフィール等を使ってあまり文章が上手ではない事を先に伝えてしまうのも一つの手です。
保険をかけているようで嫌だ…と思うかもしれませんが、それによってプレッシャーが幾分でも軽減され、書きやすくなるのなら非常に有効な手段だと思います。
7・想像させる文章を心がける
ブログにコピーライティングのテクニックを使おうと検索してみると、色々なテクニックがヒットすると思います。しかし、コピーライティングで重要なのは「万人に読まれる文章」を書くという意識ではなかったりします。それよりは「読まれない文章を書かない」という意識の方が100倍大切です。
さて、そこで考えてみましょう。「読まれない文章とはどういうものなのか?」、簡単ですよね、「つまらない文章」が読まれない訳です。
ではこんな文章はあなたにとって面白いでしょうか?
「私の犬は可愛い」
あぁそうですか、としか言えないですし、だから何だ?と思ってしまうかも知れません。文章は会話と違ってユーザーから「へぇそうなんだ、どんな犬なの?」という質問が来る事もありません。だからこそ、最初にユーザーから投げかけられそうな質問を踏まえた文章を書く必要があります。
「私はチワワを飼っていて大きな目(ルビー色)と耳が特徴的です。世界で一番小さい犬種と言われていて、とても可愛いです」
このように詳しく説明をする事でユーザーは想像しやすくなり、読まれる文章になります。
8・自分が書くべきものは何か?を考える
これはコピーライティングに限らず、何かを書く時に非常に重要なポイントです。書けない理由が「書くべき事が絞れていない」のであれば、タイピングを始める以前にやるべき事があります。
あなたはどんな文章を書く事ができ、ユーザーはあなたから何を知りたいと思っているのか?基本的な軸をきちんと持たなければ、「書かなければいけないけど、何も書く事がない」と、半ば義務的に記事更新をしていくハメになり長く続ける事が難しくなります。
9・コピーは書き出しで引き寄せる
「面接は第一印象で8割決まる」と言われていますが、これはコピーライティングでも同じです。映画や小説もそうですよね?最初に惹きつけられるものがあれば一気に期待値が高まります。
あなたの記事を見にきたユーザーが期待する切り口はどんなものか?を考えてみてください。また、書き出しで絶対にやってはいけないのは『難解な表現や漢字を使用する事』です。出来るだけわかりやすい文章で書くのはコピーライティングの鉄則ですが、特に書き出しでは重要です。
10・「話」を記事に書き起こしてみる
「話すのは得意なんだけど文章になると全然ダメなんですよ」という人は意外と多いです。であれば、話をそのまま記事に書き起こしてみて下さい。実は経験豊富なコピーライターでもこの方法を使っている人は結構居ます。
やり方は簡単です。ICレコーダーで書きたい内容を比較的ゆっくり目に話し、それを今度は文字起こしします。そして書き起こした内容を整えれば(誤字脱字や前後の文章の入れ替え)完成です。この方法がカッチリとハマる人は劇的にコピーライティングのスピードが上がりますので是非試してみて下さい。
また、この方法を使う使わないを問わずICレコーダーは常備しておいた方が良いです。例えば外出していてアイデアを思いついたとしても、紙とペンを用意してメモを取るのは難しい場合がありますよね。しかしICレコーダーであれば取り出して小声でアイデアを吹き込んでおくだけですし非常に便利です。
11・数字は積極的に使う
7の「想像させる文章を心がける」に似ていますが、こちらは具体的なコピーライティング手法の一つです。まず例をご覧いただきたいのですが、実際に想像してみて下さい。
『私は太っている』
あなたはどんな人物を思い浮かべましたか?おそらくあなた以外に10人がこの文章を見ているとしたら、10人とも全く違う人物を頭の中に描いた事と思います。ではこう書いたらどうでしょう?
『私は身長が161センチで体重は97キロある』
これだけで多くの人の想像の中の人物に共通点が生まれます。これは「太っている」というテーマなのでどうでもいいように感じますが、「サービスの充実度」や「事の重大さ」を示す上で、数字を使うか使わないかは極めて大きな違いになってきます。コピーライティングのクオリティが一気に向上する重要なポイントです。
12・繰り返しは徹底削除
「読んでて疲れるな」と感じる文章の多くは、繰り返しを多用しています。露骨な例を挙げれば「車に乗車する」、これは「車に」が要りません。もしくは「車に乗る」でOKです。これはコピーライティングというよりも日本語文法に係る話ですが、こういう地味な部分で文章をスリム化させるのもユーザーの満足度を向上させる上で大切です。
13・名詞と修飾語は必ずセットにする
「大きな公園の石」
こんな文章があったとします。大きいのは公園か?それとも石か?文章通りであれば大きいのは公園だと考えられますが、実は書き手側は「大きな石」と伝えたがってこのような表現をしてしまうケースがあります。
◆大きな「公園の石」
◆「大きな公園」の石
こういう誤解を生まないためにも、
◆大きな公園に、石がある。
◆公園にある、大きな石。
上のように、どの名詞を修飾するのか?をわかりやすく入れ替えるようにしてみて下さい。
14・主語と述語を近くに置く
例えば、
「私は、洗濯をし買い物を済ませてから夕食を摂った」
この場合、私が何をしたのか?がわかりにくくなっています。そこで文章を以下のように入れ替えてみましょう。
「洗濯をし買い物を済ませてから、私は夕食を摂った」
私が何をしたのか?をわかりにくいと思う人はいないですよね?
◆その人物が何をしたのか?
◆その行動がどういう結果に繋がったのか?
文章をわかりやすくする上で、主語と述語の距離を狭める事は効果的です。
15・お手本の文章を見つける
「コピーライティングスキルを身につけたい」「文章力を伸ばしたい」、そう願う人の盲点になりがちなのがこれです。自分の目標がどこにあるのかが具体的にならないので、やるべき事も定まらず、スキルアップを実感する事も出来ません。
ですから目標を決めるようにしましょう。あなたがブロガーであれば、一番面白いと思うブログを書いている人の文章を徹底的に研究する、あなたがコピーライターを目指すのであれば、最も優れたライターや媒体からコピーライティングの技術を盗む。やるべき事は非常にシンプルです。
◆どうしてこの人の文章は読者の支持を得ているのか?
◆なぜこの人のコピーライティングなら、お客さんは商品を買うのか?
そう考える事がスキルアップの一番の近道です。
まとめ
いかがでしたか?
2・一文は短く簡潔に
3・どう書けばいいのかわからない箇所は後回しにする
4・書く前に「書きたい事」「伝えたい事」を羅列する
5・「見直しは書いてから」の徹底
6・「楽」に書く
7・想像させる文章を心がける
8・自分が書くべきものは何か?を考える
9・コピーは書き出しで引き寄せる
10・「話」を記事に書き起こしてみる
11・数字は積極的に使う
12・繰り返しは徹底削除
13・名詞と修飾語は必ずセットにする
14・主語と述語を近くに置く
15・お手本の文章を見つける
これらを踏まえて記事を書くようにすれば、慣れるまで大変かも知れませんが後々必ず楽になりますよ。是非試してみて下さいね。