2014/09/01

LPOとは何なのか|ランディングページのCVRを向上させる方法とは?

パズルのピース

スポンサードリンク

ランディングページのコンバージョンをアップさせる為の施策である「LPO」。似たような用語としてSEOがありますが、以下のような違いがあります。

『SEO』=検索エンジン最適化(Search Engine Optimization
『LPO』=ランディングページ最適化(Landing page Optimization

さらに理解しやすいように補足しますと「SEOはアクセスを集める為に重要」とされ、「LPOはコンバージョンレートをアップさせる為に重要」とされているという点です。

「LPOとSEO」どちらが重要なのか?

SEO、LPO、どちらもとても大切ですが、用語の認知度としましてはSEOの方が圧倒的に上です。これは何故かというと「コンバージョンにこだわれる程、アクセスを獲得出来ていないサイトやブログが多い」からだと思われます。

「一日50ユーザー未満のブログが、全体の7割近い」という統計が以前話題になりましたが、確かにその状態ではLPOよりSEOの方を重要視すべきでしょう。逆にどれだけLPOに力を入れても母数が少なすぎて参考になるデータを取る事自体が困難です。

ただSEOに注力し、仮に一日1000PV、月間30000万PVのサイトに成長させる事が出来たとすれば、コンバージョンを無視する事は出来ません。その時にLPOを意識せずコンバージョンレートを低いまま放っておくのか、それともコンバージョンを及第点である1%にのせ、2%、3%と改善していくのか?これによって売上は大きく変わります。

ですから、サイト、ブログに関しての優先順位は「SEO⇒LPO」になってしまうのも無理はないかと思います。

もちろん、そうでない場合もあります。

それはランディングページの持つ本来の意味である「訪問者が最初に到達するページ」という広い捉え方をした時に言える事です。この定義では「サイトのトップページ」、「コンテンツページ」も場合によってはランディングページになり得るという事になります。

ただ、現在のランディングページは、『一枚もののセールスページ』を指す事が多く、コンテンツとして評価される事の少ないセールスページはSEOとの相性があまり良くありません。

従って必然的にリスティング広告経由のアクセスを見込む事になり、そうするとLPOは一気に真っ先に取り組むべき施策になります。

LPOの認知度が低いもう一つの理由

さらに、LPOの認知度が低い理由を掘り下げていくとSEOほど実践的なノウハウが、あまり広く公開されていないという事もあります。

SEOであれば、内部施策、外部施策を合わせて「やるべき事とやってはならない事」がある程度明確です。しかしLPOの場合は、そういったものがSEOほど明確ではありません。だからこそABテストや多変量解析を行い、一つ一つ手探りで検証していく必要があるのです。

検索エンジンが検索者に対して有益なサイトが上位表示される仕組みを目指しているとは言え、現状はまだまだロボットが評価を下している部分が多いと言えます。その部分はマニュアル化できる余地がありますが、LPOは完全にユーザーと向き合う施策になりますから、一括りに「これをやれば成果が出ます!」と言い切れない要素が多いのです。

LPO=誰もが実践出来るものではないという事なのか?

決してそうではないと考えています。

確かに敷居は低くはないですし、即効性のある成果を見込める取り組みとは言えない部分もありますが、「やるかやらないか?」で確実に未来の売上は大きく変わります。

また、LPOはツールを使ったり、ハイレベルな技術が必要な取り組みもありますが、ツールも特別なスキルも必要とせず、取り入れられるものも数多くあります。LPOにもSEOにも共通して言える事ですが、「出来る事からコツコツと」が本当に重要だと思います。

まとめ

全てのサイトでアクセスアップは重要ですが、全てのサイトが月間ページビュー100万、200万のサイトに成長させられる訳ではありません。

それこそオールジャンルのニュースサイトと、ニッチなビジネスサイトを比較すると、どう頑張っても前者の方がユーザー獲得という点で言えば有利でしょう。

そのアクセス数の差を補う事が出来るのは、LPOによるコンバージョンレートの改善です。これからLPOの知識についてもどんどん紹介していきますので、是非期待していて下さいね。

 

もしよろしければ共有をお願いします

HOME > SEO/LPO > LPOとは何なのか|ランディングページのCVRを向上させる方法とは?

関連記事