2014/03/03

コンテンツマーケティングが100%失敗する代表的な「3パターン」とは?

グラスと水

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Nojeではこれまでサイト制作やコンサルティングを通じて、多くのクライアント様にご縁を頂いてきました。そこで今回は制作ではなく、コンサルティングの方に紐付けするのですが、コンサルティングをご依頼頂いた中で最も改善が早く進むのは、意外にも「コンテンツマーケティングを頑張っているが、全く結果が出ない」というクライアントの案件です。

「マーケティング自体いまいちわかりません」という場合ですと当然ゼロからのスタートになりますが、既にコンテンツマーケティングを実践している場合は、要素が全てそれぞれの工程の中に落とし込まれている事が多く、その中からエラーを探し出していくような作業になる場合がほとんどです。

また、そのエラーは大きく3つに分類する事が出来ます。

この3つは、コンテンツマーケティングに興味がある、これから実践しようと思っている、という方には必ず役に立つと思いますので是非参考にして下さいね。

Nojeが見てきたコンテンツマーケティングの代表的失敗3パターン

1・検索エンジンと真っ向勝負しているクライアント

これはインバウンドマーケティングの「お客様に見つけられる」という部分を、間違って捉えてしまった場合に起こりがちなエラーです。一生懸命、コンスタントに記事を更新していれば、いずれ検索エンジンからアクセスが流入してきて報われるはず…と思っていたが、一向にアクセスは伸びず撃沈するパターンが多いのですが、はっきり言ってソーシャルメディアを有効に使わなければかなり厳しいです。

確かに昔は検索エンジンからの流入だけを見込んでサイトを運営していく事も選択肢の一つだったかも知れませんが、今周りは大抵ソーシャルメディアを使っています。つまり、「持っている武器の数が違う」というレベルで、不利になってしまう訳です。

なので、こういうケースはソーシャルメディア戦略をしっかり組み込んであげると拍子抜けする程すんなりコンテンツマーケティングが回っていく事も多いです。

2・ソーシャルメディアに比重が傾き過ぎている

こちらは1と真逆ですね。めちゃくちゃソーシャルメディアに長文記事を投稿していたり、このケースは依頼者のFacebookの個人アカウントに友達が5000人近くいたりします。

また、思いっきり「マネタイズ狙ってます!」みたいな、集客の雰囲気を出してしまっている事が多いように感じます。これもNGです。Nojeにとってソーシャルメディアはあくまでも認知獲得のツールという位置付けです。

ソーシャルメディアをはじめる一番の目的は、やはりコミュニケーションであり、対話ですよね。にも関わらずセールストークを辺り構わずまき散らすような人は、敬遠されてしまっても仕方がありません。

後はFacebook上にコンテンツのような文章を投稿してしまっていて、肝心のサイトの方がFacebookより「充実していない」というケースもごく稀に見かけますが、これも非常に残念なケースなので気をつけてくださいね。

3・オファーが思いっきり貧弱

サイトはコンテンツも充実している。ソーシャルメディアもしっかり運用している。これでもうバッチリな筈!…しかしコンバージョン率が深刻に悪いケースです。この場合に考えられるのは、問い合わせフォームが分かりにくいなど、致命的にサイトの作りに問題があるか、もしくはオファーに魅力が全くないかのどちらかです。

また、どちらなのかは数字を見れば大体判別がつきます。

これはオファーの作り方を「どこまでコンテンツで無料にして、どこから有料にしようか?」など、打算的に色々考えてしまった際に起こりやすい現象です。こういう切り分け方でコンテンツとオファーを用意するとどうしても『コンテンツ8:オファー2』みたいな形が出来上がってしまいます。

これでは、日常的に公開しているコンテンツに対して、オファーが魅力的に見えなくても仕方ありませんよね。

ではどうすればいいのか?という所で、本当にユーザーに求められるオファーを作る心構えをお伝えしたいと思います。

「知識」は全部無料で差し出す

あなたの持っている知識の全てをユーザーに渡し切る事をミッションに、日々コンテンツを作り続けて行く事が重要です。「いやいや、じゃあ有料のコンテンツはどうするのか?」という事ですが、「知識を全て出し切った後で、あなたの中に残っているモノ」が自ずとオファーになります。

例えば、

コンテンツ「WordPressの構築法を全て伝える」
オファー「WordPressを構築してあげる」

などであれば、わかりやすいですよね。また、作業代行のような形でなくても、あなたの持てる知識を全て出し切った後で、“新たにあなたに蓄積されていく知識”はユーザーにとっても魅力的にうつるでしょう。なぜならそれは多くの場合、応用的な知識で、基礎的なものを押さえた人でなければ語れない内容だからです。

まとめ

いかがでしたか?

本日お伝えした内容は、「無料のコンテンツは10割を出し切る」、そして「そこからの+アルファがユーザーにとって価値を感じるオファーになり得る」というものです。

やはりそれくらいの心構えでなければ、コンテンツマーケティングをうまく回す事は出来ませんし、我々マーケッターが思っているよりずっとユーザーはハイレベルだと思うのです。なので日々、努力しなければなりません、という何とも言えない結論になってしまうのですが(苦笑)

だからこそ、やりがいがありますし面白みもあると僕は思っています。

是非参考にして下さいね。

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